検体の取扱方法
病巣基底細胞が多数得られるように採取してください。
早期の水痘病巣が検体として最適です。水疱内容液及び膿は、検体として不適当です。
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@滅菌針を用いて、上部の皮あるいは痂皮を剥がします。 |
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A病巣を覆っていた上部の皮を、ピンセット等で除去します。 |
![]() | B綿棒を精製水や生理食塩水で軽くしめらせます。 |
Cウイルス感染細胞は、病巣基底部にありますので、病巣基底部全面を綿棒で強くぬぐいます。 |
検体の塗抹
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@綿棒を回転させながらスライドグラスの2個の円内に塗りつけます。このとき綿棒はスライドグラスに平行にして、全表面がふれるように塗抹します。不均一にならないように、注意してください。 A綿棒を捨てる前に検体が、均一に広がったかどうか確認します。均一になっていれば、不透明に見えます。透明に見える部分があれば、そこへ綿棒をあてて再び塗抹します。 Bそのまま乾燥します。 C乾燥したスライドグラス上に充分な量(検体にゆきわたる)のアセトンを添加し、蒸発させます。 ●検体はスライドグラス2枚を提出してください。 |