鼻の病気


アレルギー性鼻炎
  抗原回避(アレルギー検査)
  薬物療法
  免疫療法
  レーザー治療
鼻閉(鼻中隔わん曲症、肥厚性鼻炎)

アレルギー性鼻炎

アレルギー性鼻炎は、抗原回避、薬物治療、免疫療法、レーザー治療により治療します。

抗原回避
血液検査で原因を調べて、抗原回避を行いましょう。(リンク:アレルギー検査)。ただし、血液検査で原因を特定できないこともあります。

薬物療法
治療の中心は薬物治療になります。漫然と薬を飲む必要はありませんが、症状が強い場合は、しっかり内服した方がよいです。 アレルギー性鼻炎の薬は多種類あり、自分にあったものをみつけましょう。妊婦さんも点鼻薬など局所治療が可能です。

免疫療法

薬物治療で十分効果が得られない方や、薬で症状を抑えるのではなく、根本的な治療を行いたい方はアレルゲン免疫療法をお勧めします (リンク:アレルゲン免疫療法)。対象年齢は5歳以上で、すぎ花粉と、ダニアレルギーに対して免疫療法を行うことができます。 今後どんどん普及が期待される治療です。

レーザー治療
当院ではレーザー治療も行っております(リンク:下鼻甲介レーザー手術)。 鼻閉に効果を発揮します。鼻漏、くしゃみにも多少効果が期待できます。数年でもとに戻ってしまいますが、鼻閉でお困りの方は花粉飛散期前にご検討ください。

鼻閉(鼻中隔わん曲症、肥厚性鼻炎)
鼻中隔わん曲と下鼻甲介肥厚により鼻閉が生じている状態をいいます。薬物治療に反応しない鼻閉の原因は、この病気の可能性があります。

鼻中隔とは、鼻腔を左右にわけているしきりのことです。鼻中隔彎曲はほとんどの方に見られますが、わん曲が強く鼻閉がでている場合を鼻中隔わん曲症といいます。

根本的な治療は手術治療になります。全身的に問題がない方であれば、当院で日帰り手術(リンク)が可能です。
図:鼻中隔わん曲と肥厚性鼻炎




急性副鼻腔炎
慢性副鼻腔炎

急性副鼻腔炎
副鼻腔に細菌感染が生じて、膿汁が貯留した状態です。症状として黄色の膿性鼻漏や鼻閉、湿った咳、頭痛、頬部痛がみられます。抗生物質を内服していただきます。


慢性副鼻腔炎
副鼻腔に膿汁が貯留したまま、慢性化した状態です。症状として黄色の膿性鼻漏や鼻閉、痰、咳、頭痛、嗅覚障害がみられます。
治療は根気よく行う必要があります。3-6ヶ月の薬物療法と鼻洗浄を組み合わせて行います。難治性で、かつ症状が強い場合は、手術(リンク)を勧めることがあります。
図:慢性副鼻腔炎



嗅覚障害
嗅覚は食事を味わい、過去を想起し、危険物を回避するなど、私たちにとって大切な感覚の一つです。 炎症性、神経障害性など原因は様々です。問診、検査により原因を追究し、治療方法を提案させていただきます。 私は前任の滋賀医科大学で嗅覚障害診療に長く携わっておりました。治らないとあきらめている方もぜひ一度ご相談ください。 (リンク 嗅覚障害)

鼻骨骨折
鼻を打撲した後、鼻出血したり、鼻が曲がっていたら鼻骨骨折の可能性があります。骨折があった場合は、1週間以内の整復が望ましいです。

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